【クロニクル】①「わかっているんだけど仕方がない」の一言から始まった
2018.03.12
「草の根クロニクル」と題し、草の根ささえあいプロジェクトのこれまでの歩みについてふりかえっていきます。第一弾は草の根ささえあいプロジェクトが勉強会として誕生した2011年に遡ります。
【ステップ1:想い醸成期】
2011年に開催されたワークショップで、社会活動家の湯浅誠さんが「社会的孤立」についてこう表現しました。
「あなたの周りに『わかっているけれど、仕方がないよね・・・』と言われ、制度や支援の手から見放されている人たちがいますよね?その人たちが、穴にいる人(孤立している人)です。」
・・・その言葉にガーン!と衝撃を受けた渡辺(現草の根ささえあいプロジェクト代表)。一緒に参加していた仲間に協力を求めて、『穴をみつける会』という勉強会を2人で立ち上げました。
「穴にいる人はどんな方なんだろう?」それを知りたい・何とかしたいという同じ思いを持つ多様な支援者や親、市民など、徐々に仲間が増えていきました。
それ以来、
私たち自身が、「わかっているんだけど、仕方ないよね」と、誰にも言わなくて済む存在であること。そしてそのマインドをだんだんと、社会に広げていくこと
が草の根ささえあいプロジェクトの目指す(社会活動の)大切な指針となっています。
※「想い醸成期」は、NPO法人起業支援ネットが、コミュニティビジネスの発展モデルとして開発し名付けたものです。