【クロニクル】②孤立の川の発見
2018.03.14
「草の根クロニクル」と題し、草の根ささえあいプロジェクトのこれまでの歩みについてふりかえっている第二弾。「穴を見つける会」で見いだしたものとは。
第一弾はこちら→「わかっているんだけど仕方がない」の一言から始まった
【ステップ2:共同学習期】
「穴を見つける会」では、社会的孤立に陥ってしまう人が、どのようなプロセスを経ているのか・・そこにどんな現象があるのかを知るために、調査と研究を行いました。そこで解明されたのが「孤立の川」の図です。
家庭環境や生まれつきの生きづらさを抱えた人は、生きづらさを理解されず、ライフステージごとに、疎外されたりトラブルになったりする経験を味わうことがあります。
その経験を繰り返すたびに、人を信頼する力を失い、自ら関係性をたってしまう。関係性が途切れる境界ラインのことを「孤立の川」という表現で呼んでいます。
孤立の川を越えると、社会そのものとつながる力を徐々に失っていき、いったん孤立すると、なかなか元に戻れません。
孤立に陥っている方の背景をきちんと知り、自己責任にしないために。
そして、①~⑤にいる方が、孤立の川を渡らなくてすむ支援・川の向こうに渡っても、また戻ってこられるように。
そんな支援を目指して活動をスタートしました。
※「共同学習期」は、NPO法人起業支援ネットが、コミュニティビジネスの発展モデルとして開発し名付けたものです。