草の根ささえあいプロジェクト

草の根ささえあいプロジェクト誰もがありのままを認められる暮らしの中で、ひとりひとりの小さな一歩を大切にしあえるやさしい社会にしたい。

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誰もがありのままを認められる暮らしの中で、ひとりひとりの小さな一歩を大切にしあえるやさしい社会にしたい。

【クロニクル】③ひとりひとりに合わせた支援の形〜「猫の手バンク」と「できることもちよりワークショップ」〜

2018.03.16

草の根クロニクル連載第3弾は、草の根ささえあいプロジェクトが支援の現場で大切にしている「本人を変えることなく、本人の元へ駆けつけて応援する」ことを目に見える形にした、”猫の手バンク”と”できることもちよりワークショップ”のお話です。

 

草の根クロニクル第一話:「わかってるんだけど仕方がない」の一言から始まった

草の根クロニクル第二話:孤立の川の発見

 

【ステップ3:社会実験期】

猫の手バンク ~私たちの支援の原点~

「孤立の川」の前後にいる方を応援するには、相談窓口で待っていてもダメ!だ。それなら私たちが出向いていこう!と徹底したアウトリーチ(訪問)型のボランティアバンク「猫の手バンク」を2012年に立ち上げました。

 

<猫の手バンクの3ステップ>

1)何はともあれ、困っている人の元へ駆けつける(アウトリーチ)

2)生活の一番の困りごとを、時間をかけて一緒に解決する(プロセスによりそう)

3)私たち以外の他者とつながるための、本人らしいスキルを見い出す(スキル開発)

 

猫の手バンクでは、本人の困りごとに合わせて、「通訳(同行・仲介)」「訪問・見守り」「申請手続き」「身の回りのサポート」「相談・遊び」「コミュニティへの参加」などの応援を行なっています。

 

猫の手バンクの活動では、まずは私たちが孤立している方々の「親密な他者」「友だち以上家族未満」の関係になることを目指し、最終的には私たちがいなくても、本人が自らのコミュニティを動かし、自分の人生の主導権を取り戻すまでを応援していきます。

 

※猫の手バンクではボランティア「猫の手メイツ」を募集しています。ご関心ある方、こちらからお問い合わせください→【内容&お問い合わせ】

 

できることもちよりワークショップ ~私たちの宝物~

「猫の手バンク」で、社会的孤立に苦しんでいる方を応援すればするほど、私たちだけではできることがあまりにも限られている・・・という事実に気がつきました。

そこで、専門性の縦割りや、立場の垣根をこえた「できることもちより」ネットワークを構築するためのワークショップを開発。

   
愛知県内をはじめとする様々な地域で開催し、出会い・つながった方々と柔らかくしなやかなリアルネットワークを広げています。

 

—実績—

◇愛知:86団体参加

◇他県:さいたま市、富山市、川崎市、岐阜市、福島市等 多数開催依頼

◇平成26年4月 国連(UN)ニューズレターに英語で紹介されました。(現在は掲載されていませんが、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会のホームページで内容をご覧いただけます。)

http://www.dinf.ne.jp/doc/english/resource/cbr/chapter1.html

 

★「猫の手バンク」については、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会のホームページで詳しく紹介されています(ありがとうございます!)。さらに深く知りたい方は、以下のホームページをご覧ください。

「猫の手バンク」→社会的包摂 困りごとささえあい隊「猫の手バンク」

 

※「社会実験期」は、NPO法人起業支援ネットが、コミュニティビジネスの発展モデルとして開発し名付けたものです。

 

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