【クロニクル】④そして事業化へ
2018.03.18
草の根クロニクル連載第4弾は、ボランティアで運営してきた草の根ささえあいプロジェクトが、自主事業・委託事業などの新規事業を始めた2013年以降のお話です。
草の根クロニクル第一話:「わかってるんだけど仕方がない」の一言から始まった
草の根クロニクル第二話:孤立の川の発見
草の根クロニクル第三話:ひとりひとりに合った支援の形 〜「猫の手バンク」と「できることもちよりワークショップ」〜
【ステップ4:事業展開期】
多様な支援者、市民とのやわらかくしなやかなネットワークを広げてきた私たち。
地域や社会から孤立して苦しんでいたり、複数の困りごとを抱えてどこにも相談できないと感じているもっと多くの方を応援したい。と、2013年から事業を立ち上げました。
2013年に行ったのは、名古屋市子ども・若者総合相談センターの運営受託、そして居宅介護事業所でこぼこの運営です。
草の根ささえあいプロジェクトの事業内容を大きく分けると、「現場支援の事業」と「社会化の事業」の2つに分かれます。
「穴を見つける会」からスタートした私たちは、調査研究・社会化の事業を大切にしています。
研究があるからこそ実践がある。
そして、実践があるからこそ、研究・社会化にフィードバックできる。
「現場支援の事業」と「社会化の事業」、どちらも同等の熱量で取り組むことで、相互に影響を与えながら事業を進めています。
<主な事業>
☆ 0歳~39歳までの困りごとを抱えた方の、ワンストップ総合相談センター「名古屋市子ども・若者総合相談センター」
☆ 若者が、文化と役立ちを感じられるコミュニティスペース「ぶくパル」
☆ 障害のある方の、豊かな暮らしを支えるオーダーメイドの居宅介護事業所「でこぼこ」
★ 多様なネットワークの可能性・有効性を体験する、オリジナルのワークショップ「できることもちよりワークショップ」
★ 地域の<できること>を創発する、他分野交流の場「インフォーマルネットワークなごや(まるナゴ)」
★ 社会的貧困や孤立に関する調査研究事業
☆=現場支援の事業 ★=社会化の事業
※「事業展開期」は、NPO法人起業支援ネットが、コミュニティビジネスの発展モデルとして開発し名付けたものです。