【リンクサポート】トークイベントを開催いたしました

2023年12月15日、名古屋市の中区役所ホールにてトークイベント「新しい雇用のかたち~お互いを尊重しあえる若者と企業の出会い~」を行いました。企業や支援機関の方、若者やその家族など、150人の方が来場。リンクサポートに来られる若者が考えていることや、戸惑い、乗り越えてきた歴史を伝える素敵な場となりました。

企業団体・名古屋中法人会さんと共同で公開イベントをするのは3年目。今回は初めて、「若者と企業の本音トーク」と題し、若者側3人企業側3人の合計6人のさまざまな年齢の方に登壇が登壇するトークセッションを試みました。
 どんな仕事をしているか、その仕事に就いた理由、仕事が向いていると思うかなどフリップで書いて答えてもらう形式です。「今の仕事で困っていることありますか」の質問では、Yさんは半年以上続けている事務の仕事に「自信がない」と回答。小学校で部活動をサポートするNさんは、「とても楽しいが、時給制のため給与が足りない」と話していました。

「仕事が向いているかと思いますか?」と「働きたくないと思ったことがありますか?」の質問には会場の人も「〇」「×」「△」を挙げて参加していただき、壇上の人たちと会場の人たちの反応がさまざまで盛り上がりました。中堅的な立ち位置の企業の方でも「△」と挙げていたり、会場のたくさんの方が「△」「×」と出していたり。その中でも「◎」の方もいて、隣同士の答えを見合わせながら、みなさんの答えを味わう場となりました。

次に、2名の若者が自身のこれまでを語る「本人からの手紙」のコーナーも。やみくもに就職活動をしていた頃の辛さや、自身の強みがわかってから今の福祉事務所での事務職に就くまでの道のりを語ってくれたSさん。学生時代からのアルバイトを続け、本格的な就職活動と距離を置いてきた心境と、「自分に向いている仕事より、興味がある仕事をさがそう」と決めることができた経験を言葉にしてくれたDさん。2人ともが、今の職場で人に頼りながらもやりがいを感じて歩まれていることが、会場の隅々まで伝わる時間となりました。

まだまだ自分たちの活動の発信が苦手なわたしたちですが、若者たちの素晴らしい言葉の数々に救われ、アンケートからも「若者の生の声がとても響いた」とたくさんの感想をいただいて、開催して本当によかったなと思えるイベントとなりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。