社会的に孤立している人を地域みんなで優しくサポートできるように、さまざまな活動を行なっています。コミュニティを活性化させる活動、地域の人的資源の創出活動をはじめ、イベント・ワークショップの開催、代表渡辺による講演活動なども行なっています。
1. 地域コミュニティ・ネットワーク創出活動
草の根ささえあいプロジェクトでは、草創期からボランティアバンクを立ち上げて活動してきました。
困りごとを抱える方にとっての「親密な他者」「友だち以上家族未満」の関係になることを目指し、自分の人生の主導権を取り戻すまでを応援するというマインドは、草創期の「猫の手バンク」に始まり、「よりそいサポーター」に引き継がれています。
猫の手バンク
「孤立の川」の前後にいる方を応援するには、相談窓口で待っていてもダメ!だ。それなら私たちが出向いていこう、と徹底したアウトリーチ(訪問)型のボランティアバンク「猫の手バンク」を2012年に立ち上げました。
猫の手バンクの3ステップ
- 何はともあれ、困っている人の元へ駆けつける(アウトリーチ)
- 生活の一番の困りごとを、時間をかけて一緒に解決する(プロセスによりそう)
- 私たち以外の他者とつながるための、本人らしいスキルを見い出す(スキル開発)
よりそいサポーター
「よりそいサポーター」は、名古屋市子ども・若者総合相談センターのボランティアバンクです。
市民がそれぞれの得意なことを活かし、センター職員と一緒に、子ども・若者に関わります。本人の困りごとや興味・関心に合わせて、「訪問」「面談」「学びの応援」「居場所・プログラム参加」など様々なかたちで応援しています。
2. 普及・社会活動
もともとなんの母体もなく、ソーシャルアクションの必要性や関心から集まったメンバーで立ち上げた草の根ささえあいプロジェクト。社会への発信やつながり作り、社会資源の発掘や連携は積極的にやってきました。わたしたちのスタートである、「できることもちより」マインドが広く、深くみなさまに届きますように。
イベント開催
社会がどうなっているのか、調査研究をして、報告会を開き、地域の方の知恵をいただいたり巻き込んだり。できもちやOST、シンポジウムなどが地域での動きのきっかけになるよう仕掛けてきました。
- 2012.7-12
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できることもちよりWS&支援立ち上げプロジェクト【できもち】
- 2014.5.24
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生活困窮の課題を地域でどう解決してゆくか【OST】
- 2017.2.26
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生活困窮者が長期就労に至った理由【シンポジウム】
- 2014.5.24
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よりどころ~ホームを探す・作るワークショップ【OST】
- 2018.9.2
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第14回全国若者・ひきこもり協働実践交流会inあいち【学会】 *現地事務局担当
- 2022.7.18
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1草P10周年記念・海の日できもちWS~地域のつながり発掘編【できもち】
講演・登壇
草の根ささえあいプロジェクト代表の渡辺が、全国で講師や講演活動を行っています。また、現場で開発したワークショップ各種のオーダーもお受けしています。ぜひ、お問い合わせください。
- 2022年
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厚生労働省「令和4年度重層的支援体制整備事業 人材養成研修 基礎編/応用編」ワーキンググループ委員
- 2022年
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日本福祉大学 伴走型支援基礎講座「地域とつながる、伴走する」講師
- 2022年
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東京都国分寺市「国分寺市若者支援地域ネットワーク 支援者研修会」講師
- 2021年
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総務省「不登校・ひきこもりの子ども・若者の支援に関する政策評価の評価方法に関する研究会」委員
- 2021年
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内閣府「令和3年度 アウトリーチ(訪問支援)研修 子ども・若者総合相談センターのオーダーメイド型伴走支援と新しい時代の地域連携の在り方」講師
研修主催
目の前にいる方の困難さがどこから来るのか。発達障害や虐待、犯罪被害、トラウマ…、ヒントを探るために地域で勉強会を開いています。
- 2021.02.06
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自殺念慮に対するケアとグリーフケアについて
- 2021.02.27
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望まない妊娠等若い女性を取り巻く問題について
- 2021.03.14
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ドメスティックバイオレンスについて